杉並区で不動産売却に関する業務を長年手掛けてきた実績があります | 「隣から生えてる植栽が邪魔！」こんな事ありますせんか！？ | 杉並区で不動産売却に関する情報を中心に幅広くサービスについて発信中

タイトルのように隣から木や枝がこちらに越境して困っているからは多いのではないでしょうか。こちらも来月４月から民法改正により変わりますよ！

我々も多くの物件を取扱う中で、困らされているのがこの隣地からの越境です。建物の一部等（屋根や電線、室外機）が越境している事も多いですが、今回改正されるのは「越境している枝の切除について」のルールが変わりました。

越境してきた根っこについては、越境されている側が勝手に切る事は良しとされておりましたが、枝に関してはその植栽が生えている土地の所有者に切除してもらう事が絶対でした！

しかし、前回でブログで書いたように所有者不明の土地や所有者は分かっているものの連絡が取れない土地が増えており問題となっていました。

「じゃあ、民法改正で勝手に切れるようになったんだ！」そう思いたくなる気持ちは分かりますが、そうではありません。簡単に言うと「実害」がないのに切除してはダメです。迷惑しているのはこちら側なのに、こちら側が裁判を起こされてしまう可能性もありますので、注意しましょう。

【自ら切除してもよいケース】

・土地所有者に切除するよう催告したにも関わらず相当の期間（２週間程度とされています）切除にしなかった。

・その所有者が分からない、また住所が分からず連絡を取る事が出来ない。

・急迫に切除しないといけない事情がある。

【所有者が共有のケース】

・所有者が複数人いる場合、今までは所有者の１人が単独で枝を切除す事は出来ず所有者全員の同意を得る必要がありましたが、改正により単独でも枝を切除する事が出来るようになりました。

隣から何も越境されていない家の方が高く売却出来るのではないか！と言う思い込みで越境されている枝を切除してはいけませんよ( ´∀｀ )購入する側の気持ちを考えれば分りますが、隣地と揉め事のある土地や家を誰も欲しがりません。逆に売却出来なくなってしまうなんて事もΣ(￣ロ￣lll)ｶﾞｰﾝ

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