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幹線道路沿いのマンションにお住まいの方以外はあまり聞いた事がないと思いますが【緊急輸送道路】とは？

阪神淡路大震災や東日本大震災など、地震や災害でマンションなどの建物の倒壊で幹線道路など、主要道路の交通網が閉鎖されてしまうと避難や救急・消化活動、緊急物資などが運べなくなり、被害は拡大していのは簡単に想像出来ます。そこで東京都では【東京都における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推奨する条例】を施工しております。

緊急輸送道路の中でも、山手通りや環七通り・環八通りなどの主要道路は【特定緊急輸送道路】になっており、一定の条件に当てはまるマンションなどの建築物は耐震化の報告義務と耐震診断が義務化されております。

※あくまで耐震診断までが義務で、耐震補強工事は義務ではないのですが、条例で促進しているいると言う事は．．．(-_-;)

【耐震補強工事をしないことのデメリット】

以前のブログで書いた旧耐震基準のマンションはその条件に当てはまり、条例で耐震化を促進しているため、耐震補強工事をしていないと売却金額がかなり低くなってしまいます。その大きな要因は購入希望者が現れても大手金融機関や信金・信組では住宅ローンが組めないからです。

【耐震補強工事をすることのメリット】

マンションの場合、修繕積立金がいくらあるか、同意する組合員の割合によって耐震補強工事が難しい事もありますが、耐震補強工事をする事により住宅ローンが組めるだけでなく、そのマンションは新耐震基準になり、住宅ローン控除などの住宅支援制度の利用が出来るので、同年数のマンションより高く売却する事が出来ます。一般の方ではここまでは知らないでしょうから、このブログを見ている人は、ご自身の不動産と言う資産価値を上げるためにも組合の総会などに参加をして耐震化を促進する事がどれだけのメリットになるのかを他の組合員にも理解してもらうのが重要です！

弊社の前も青梅街道で特定緊急輸送道路になっております(^▽^)

数年前に耐震補強工事が完了した近くのマンションの写真です。

ダンパーでしっかり補強されています！

【まとめ】

工事期間中はバルコニーに洗濯物が干せない、窓が開けれないなどの不都合もあります。あれ？まとめとしていますが、そもそも問題は資産価値の云々ではないですね！失礼しました<(_ _)>何より大切なのは災害時に道路を閉鎖して被害が拡大しないために、該当するマンションにお住いの方や知人が住まれているようであれば、耐震化の促進を理解してもらうようにしましょう！